埼玉にも慣れてきた、かな

私が昔、ニュースを拒絶する勢いで嫌いだった時期を思い出した。
いや、嫌いというよりも、完全に拒絶だったかもしれない。

私が悪者になった気がするからだ。
いつだって、感情移入するのは加害者に対してだった。
「そんなことするような人じゃ…」と近隣の人がインタビューに答える、そんなものを見る度に。
「お前になんて分からねぇよ」と思っていた。
その感情が幼稚で、陳腐で、でも認めたくない本音なのを知っていたから。

最近は、たまに目にするニュースでも平気だった。
ネットの情報の足りないニュースなんて笑って見れてた。
なのに、新聞を読んで、昔の感情が沸き起こってきた。
恐ろしく感じる、疎外感。



今日はダメな日なのかもしれない。

今日、フラッシュバックに、溺れるかと思った瞬間があった。
いや、この急激に思い出すことをフラッシュバックと言っていいのか分からないのだが。
久々に来た。もう少しで匂いを思い出す所だった。

昔はしょっちゅうあった。
私が一人で「うるさい！」と怒鳴る時は大抵それだった。
最近は大丈夫だった。半分、忘れてた。何に苦しんでいたのかさえも。
人は忘れれる生き物なのは有難いことだと、思う。



っていうか、もう五月って本気で？
早いよ、月日が。去年の今頃で時が止まれば一番良かった。なんて、感傷癖。

五月病が怖いです。